健康保険とは
健康保険は、業務外の病気・けが、および出産、死亡による不時の出費に備えて、企業に働く人が収入に応じて保険料を出し合い、これに会社(事業主)も負担して、いざというときに必要な医療や手当金を給付して、生活の安定を図ることを目的としています。
健康保険は、民間の会社で働く人を対象とした医療保険で、制度を運営する保険者によって2つに分けられます。1つは全国健康保険協会が保険者である全国健康保険協会管掌健康保険(以下協会けんぽと称す)です。もう1つは健康保険組合が保険者である組合管掌健康保険で、事業所の実態に即した健康保険の事業を運営します。
皆さんが現在加入されているのは組合管掌健康保険で、阪神高速道路健康保険組合が保険者となります。
阪神高速道路健康保険組合には、協会けんぽとくらべて次のようなメリットがあります。
- メリット1:プラスアルファが受けられます
- 健康保険組合では、「法定給付」として法律で決められた範囲に加えて、患者の負担を少なくしたり、手当金の額を増やすなど、独自の「付加給付」を加えることができます。
- メリット2:独自の健康づくり事業ができます
- 健康保険組合は、本人やその家族の日常生活や職場の実態にあった健康づくりのための事業をきめ細かく行うことができます。
- メリット3:保険料を独自に決められます
- 健康保険組合では、法律に定められた範囲の中で、独自に保険料を決め、被保険者と事業主との「負担割合」も独自に決めることができます。
- メリット4:自主的な運営ができます
- 健康保険組合の運営は、事業主や被保険者が直接参加することで、自主的、民主的に行われています。